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KARAOKE カラオケ事業
UTAHIROBA カラオケルーム歌広場
「笑顔が集まるウタヒロ」を提案
カラオケルーム歌広場は、1989年に川崎第一京浜通り店(旧名:歌広場川崎店)を1号店としてスタートし、2023年7月現在、一都三県に67店舗(他、宮城県に1店舗)を展開しています。ロードサイドの店舗はなく、すべて首都圏の駅前立地に出店しているのが特徴です。今では当たり前となったソフトドリンク飲み放題を料金に含むスタイルも、いち早く取り入れたのは歌広場です。
現在、DAM限定でウタヒロランキングバトルを実施しており、毎シーズン1万人ほどが参加する人気コンテンツとなっています。また、定期的に有名アーティストや有名コンテンツと様々なコラボを実施しています。
STORY
ブランド
ストーリー
創業
1989年12月に歌広場川崎第一京浜通り店を開業したのが始まりです。当時のカラオケは、お酒の席に大人数で利用する夜の娯楽でした。カラオケ店の利用単価は5,000円前後で、水商売のイメージが強く、会計時には驚くほどの高額を請求されるような不安要素のある業界でした。そこで、「より多くの人々に、お手頃な価格で、安心して遊べる場所(広場)を提供したい」という想いからカラオケルーム歌広場を誕生させました。
お店の特徴は、
- EDLP(Everyday Low Price)
- 1部屋あたりではなく1人あたりの料金制度
- 3人~4人部屋の数を増やすことによる、1人あたりの歌唱曲数の増加
- 飲み放題
- 先払いで安心して楽しめる前金制の導入
など、これまでのカラオケの常識を覆すサービスと料金の導入により、首都圏に急速に出店拡大しました。
通信カラオケの登場と
店舗拡大、EDLPへの挑戦
1992年になると、通信カラオケが登場します。従来のレーザーディスクに比べ、ランニングコストが安価で収益率が高く、いつでも最新曲を歌える通信カラオケに成長性を感じ、店舗数を急速に拡大させました。歌広場の最大の特徴・強みはとにかく「EDLP」。そのために、様々な取り組みを行いました。
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空中店舗への
出店お店の入り口・受付が1階にないお店は、空中店舗と呼ばれ、一般的には集客に不利で、敬遠されがちですが、テナント料を安く抑え、スピーディーに店舗拡大するためにも、ビルの2階以上に積極的に出店しました。
テナント料が安いことで実現できた低価格と圧倒的な集客力、店頭や駅前でのパワフルな人的営業力は、空中店舗のハンデをものともしませんでした。 -
昼間の営業、
前金制の導入カラオケルームは、在庫の効かない商品であり、たとえ薄利であっても稼働させるべきと考え、昼間の時間帯は、お1人様1時間180円という業界初の料金を打ち出しました。大学生や高校生が、昼間からカラオケが楽しめるようになったことは画期的なことでした。また、全店での前金制導入は「ウタヒロルール」と言われるほど珍しい会計スタイルでしたが、これにより、会計時にいくら請求されるか分からないという不安がなくなり、明朗会計として喜ばれました。
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飲み放題と
少人数
オペレーション貴重な収益源であるドリンクの単品販売を積極的に行わず、飲み放題付きでの営業を行っています。お手頃な価格でカラオケを楽しんでほしいという思いから、従業員の配膳の手間は増加しますが創業当時から変わらないサービスとして続けてきました。現在は少人数でのオペレーションが可能なドリンクバーを提供しています。
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フードメニュー
もEDLP室料、飲料だけでなくフードメニューも低価格で、特にうたポテ(ウタヒロオリジナル フライドポテト)は、今なお人気商品となっています。
これまでのカラオケ業界にはなかった画期的なサービスとリーズナブルな料金を背景に、首都圏において急速に店舗数を伸ばし、1990年代には「カラオケといえばウタヒロ」と言われるほどカラオケの代表的なチェーン店として知られるようになりました。
また、その後、これらのサービスがカラオケ業界全体に浸透したことで、カラオケは子供からお年寄りまで気軽に、健全に楽しめる大衆的な娯楽となりました。特に1人あたりの料金設定を導入したことで少人数でも安く気軽にカラオケを楽しめるようになり、いわゆる「1人カラオケ」が普及するきっかけの1つとなりました。
コラボ企画
アーティストやタレントとのコラボ企画を積極的に行い、お客様に楽しんでいただける店舗づくりとブランドイメージの向上に取り組みました。
コラボ
- ふなっしー × カラオケルーム歌広場
- 吉幾三 × カラオケルーム歌広場
- 歌広場淳(ゴールデンボンバー) ×
カラオケルーム歌広場 - メイプル超合金 × カラオケルーム歌広場
- SHISHAMO × カラオケルーム歌広場
- 倖田來未 × カラオケルーム歌広場
- クールポコ × カラオケルーム歌広場
- 純烈 × カラオケルーム歌広場
- SHISHAMO × カラオケルーム歌広場
- ヒプノシスマイク × カラオケルーム歌広場
- ピコ太郎 × カラオケルーム歌広場
- DISH// × カラオケルーム歌広場
- 浦島坂田船 × カラオケルーム歌広場
- ゴジラ VS ウタヒロ
- まふまふ × カラオケルーム歌広場
- 倖田來未 × カラオケルーム歌広場
- 9bic × カラオケルーム歌広場
- 7m!n × カラオケルーム歌広場
- DXTEEN × カラオケルーム歌広場
コロナ禍への対応
カラオケ業界への影響は、2020年2月までは軽微なものでしたが、同年3月には一部店舗において時短営業を余儀なくされました。
そして、4月以降も感染者数が増え続ける状況を鑑み、4月2日から5月26日まで全店休業措置を取りました。その後は、政府や各都道府県からの各種宣言発令、解除、自粛要請を遵守しながらの営業継続となりました。
業界の動向と将来展望
全国での店舗数は、歌広場は業界第9位ですが、都内での店舗数は業界第5位と、好立地な店舗展開を強みとしています。
しかし、近年はスマホゲームや家飲みという新しい娯楽や生活スタイルの普及、浸透により、競合は同業他社だけではなくなってきています。カラオケ業界全体としては、利用者数の緩やかな減少傾向にあり、国内での競争はさらに激しくなることが予想されています。
こうした動向を受け、カラオケ各社は、テレワークやライブビューイング、ブルーレイの鑑賞など”歌わない利用”を広めており、カラオケ以外の需要獲得にも注力しています。
しかし、太古の昔から脈々と受け継がれてきた「歌う」という文化は、人間のDNAに組み込まれた生きるための本能であると言っても過言ではありません。時代の波にもまれながらも、決して廃れることのない「歌う」という文化とともに、時代に合わせた「歌う場所」をお客様に提供し続け、お客様に心から楽しんでいただける「笑顔が集まるウタヒロ」をつくること、これが、今後も変わらぬ私たちの使命と考えています。
その他の主な出来事
- 会員向けサービス「歌倶楽部」開始
- ウタヒロアプリ開始